2004年8月、首都アテネ市内で練習する野球五輪代表の和田一浩(左)と谷佳知(よしとも)=ギリシャ(共同)【拡大】
最多安打を獲得し、アテネ五輪日本代表にも選ばれたベテラン2人がユニホームを脱ぐ。中日の和田一浩外野手(43)、オリックスの谷佳知(よしとも)外野手(42)が今季限りで現役を引退することが12日分かった。同学年の両者はともに高校、大学、社会人を経て、1997年からパ・リーグでプロ生活をスタートし、セ・リーグ移籍後も中心選手として活躍。19年目が大きな節目のシーズンとなった。
和田はナゴヤドームでのヤクルト戦の試合前に今季限りの現役引退を明らかにしたうえで「詳しくはまた(改めて)」と話した。今季は6月に最年長記録を更新する42歳11カ月で通算2000安打を達成した。
通算2000安打まで残り77本で今季を迎えた谷は、ここまで出場は10試合にとどまり4安打。打率は.154だった。「このままいっても現実的に考えて無理だと思った。球団と話し合い、最終的に自分で決めた」と胸の内を語った。(SANKEI EXPRESS)