五回、30号ソロ本塁打を放ったソフトバンク・松田宣浩=2015年9月5日、福岡県福岡市中央区・ヤフオクドーム(中川春佳撮影)【拡大】
プロ野球は5日、各地でデーゲーム1試合とナイター5試合を行い、ソフトバンクは松田宣浩の30号ソロや内川聖一の10号2ランなどで7-0と楽天に快勝した。武田翔太が7回無失点で11勝目を挙げた。ソフトバンクは貯金40となった。
目標の大台に到達する打球を確認すると、手をたたいて雄たけびを上げた。ソフトバンクの松田が1-0の五回に右中間のホームランテラスへ運ぶ30号ソロ本塁打。球団でシーズン30本以上を記録した選手はソフトバンクが球界に参入した2005年の松中(46本)ズレータ(43本)以来10年ぶり。背番号5は「プロに入ってからずっと打ちたいと思っていた。うれしい」と誇った。
楽天の戸村が投じた真ん中低めの速球を捉えた打球は「昨季までのライナーではなく、常に外野フライを打つイメージ」と外野部分を狭くして今季新設したテラスに対応した一発となった。松田の10本目となるテラスへのアーチで、チームがヤフオクドームで放った今季の本塁打は昨季のちょうど倍の68本。さらに七回には内川の左中間テラスへの2ランでとどめを刺し、テラス効果を存分に発揮した。(SANKEI EXPRESS)