圧巻の投球をみせたロッテ戦に先発したソフトバンクのリック・バンデンハーク=2015年8月26日、福岡県福岡市中央区のヤフオクドーム(共同)【拡大】
プロ野球は26日、各地で6試合が行われ、ソフトバンクはロッテに3-0で5連勝した。バンデンハークは8回2安打無失点で無傷の7勝目。三塁を踏ませず、10三振を奪った。二回に李大浩(イ・デホ)の28号2ラン、五回に内川の適時二塁打で追加点。
バンデンハークは一回からアクセル全開。先頭の荻野は二ゴロ、角中、清田は連続三振と最高の滑り出し。150キロ台の真っすぐを武器に試合を作った。
打線は二回に李大浩の左中間への28号2ランで2点を先制。五回にも内川の左翼線適時二塁打が飛び出し、3-0とリードを広げた。
こうなれば、鷹党が期待するのはバンデンハークの大記録だったが…。六回先頭の中村に左前打を許して“夢”は断たれた。初めて先頭打者の出塁を許した助っ人右腕だったが、そこから田村を空振り三振、荻野を三ゴロ併殺に仕留め、涼しい顔。首位独走のソフトバンク。バンデンハークの危なげない投球で、ベンチの工藤監督の顔もほころんだ。(長友孝輔/SANKEI EXPRESS)