九回裏、サヨナラ左安打を放った巨人の坂本勇人=2015年8月20日、東京都文京区・東京ドーム(白鳥恵撮影)【拡大】
プロ野球は20日、各地で6試合を行い、東京ドームでは巨人がサヨナラ勝ちで3連戦3連勝、4年連続で阪神戦勝ち越しを決めた。巨人は1-1で同点の九回裏1死満塁で坂本がリリーフした呉から左越えへ決勝打。この日、夏の甲子園で45年ぶりに優勝した東海大相模高OBの菅野は粘り強く1失点完投で7月24日以来の9勝目(8敗)をあげた。阪神は決定打を欠き、12奪三振の藤浪を援護できなかった。阪神は今季ここまで、藤浪の登板した試合は14勝6敗と大きく勝ち越し、7月11日を最後に負けがなかった。
ヒーローインタビューで坂本は、「菅野がすごい魂のこもった、いいピッチングをしていたので、何とか打ってあげたいと思って打席に入った。勝ち星を付けてあげられて良かった」とサヨナラ打を振り返った。
これで首位・阪神とは0.5ゲーム差になったが、主将の坂本は「いい流れで阪神に3タテを食らわせたので、次は広島戦で頑張る」と力強く話した。(SANKEI EXPRESS)