五回、生還する巨人・村田修一=2015年8月19日、東京都文京区・東京ドーム(中井誠撮影)【拡大】
プロ野球は19日、各地で6試合が行われた。東京ドームの巨人-阪神戦では“反撃の巨人”が、鮮やかな逆転劇をみせた。
0-3で迎えた五回。打者17人で10安打12得点と大爆発。点火したのは、前夜のヒーロー村田。「この場面で駄目なのはゲッツーだったので、右方向に大きな打球を打つイメージでスイングした」
無死一、二塁。カウント2-1から、能見の甘く入ったツーシームを振り抜き、右中間に適時二塁打を放った。これに小林が左前適時打、代打・井端が左犠飛、片岡が左前適時打、坂本が左翼線適時二塁打、亀井が右越え適時二塁打で続いた。
打線に火をつけたのが村田なら、打数連続安打の球団タイ記録を決めたのも村田。打者一巡の猛攻で、今度は一死二、三塁。山本から左翼線に適時二塁打を放つ。この回先頭の長野から、井端の犠飛、阿部、長野の四球を挟んで9打数連続安打。過去3度記録していた球団記録に並んだ。首位・阪神との対戦で巨人が勢いに乗った。(SANKEI EXPRESS)