オープン戦で投げるソフトバンクの松坂大輔。1軍登板のメドは立っていない=2015年3月10日、長崎県長崎市の長崎県営野球場(吉沢良太撮影)【拡大】
ソフトバンクは18日、松坂大輔投手(34)が18日、関東地方の病院で右肩内視鏡手術を受けたと発表した。実戦復帰まで6カ月を要する見込みで、今季絶望となった。米大リーグから9年ぶりに日本球界に復帰した今季は1軍登板がなかったが、工藤公康(きみやす)監督は「早く決断した方が切り替えもできる。来年、不安なく投げられるならその方がいい」と説明した。
右肩不調で本格的な投球のめどが立たない中、リハビリを続けてきたソフトバンクの松坂が決断を下した。順調でも実戦復帰が来年2月後半となるが、2年目となる来季に備えて手術に踏み切った。
松坂は4月2日に右肩の筋肉疲労が判明し、ノースロー調整の措置が取られた。5月下旬に2軍戦登板を回避すると、苦闘が続いた。ブルペンでの投球には至らず「わらにもすがる思い」(球団関係者)で福岡県外のリハビリ機関や治療院に通い詰めた。