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【プロ野球】腕を振って緩い球 ハム・中村が今季初完投 (1/2ページ)

2015.8.24 06:10

今季初の完投勝利を挙げた日本ハム・中村勝=2015年8月23日、東京都文京区・東京ドーム(斎藤浩一撮影)

今季初の完投勝利を挙げた日本ハム・中村勝=2015年8月23日、東京都文京区・東京ドーム(斎藤浩一撮影)【拡大】

 プロ野球は23日、各地でデーゲーム2試合とナイター4試合を行い、日本ハムは中田翔の勝ち越しの27号2ランなど計3本の本塁打で5-1とオリックスに快勝した。中村勝は6安打1失点で今季初完投し、2勝目を挙げた。オリックスは4カード連続負け越し。

 最後の打者を遊ゴロに仕留めると、満面の笑みが広がった。日本ハムの中村がオリックス打線を6安打1失点に抑え、今季初の完投勝利。「できるだけ長いイニングを投げようと思った」と話す言葉に充実感が漂った。

 直球は大半が130キロ台でも、緩急を自在に駆使できるのが中村の真骨頂。右腕の投球術が凝縮されていたのが、四回無死で4番中島と対戦した場面だった。初球を92キロのスローカーブ、2球目を123キロのスライダーで簡単に2ストライクに追い込むと、3球目は129キロのフォークボールで空振り三振に。「あれだけ腕を振りながらも、緩い球を投げていた。自分のペースを作っていた」と栗山監督をうならせた。

今季最多の129球

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