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【プロ野球】阪神 執念の引き分け、首位に並ぶ

2015.9.13 05:00

五回、適時打を放つ阪神・大和(右)=2015年9月12日、兵庫県西宮市・甲子園球場(岡田亮二撮影)

五回、適時打を放つ阪神・大和(右)=2015年9月12日、兵庫県西宮市・甲子園球場(岡田亮二撮影)【拡大】

 プロ野球は12日、セ・パ両リーグでデーゲーム6試合が行われた。セ・リーグは阪神が広島と2-2で引き分け、ヤクルトと同率で首位に並んだ。

 五回に大和の適時打で同点。その後は投手陣が得点を許さなかった。広島はエルドレッドが15号ソロなどで2打点を挙げたが守りきれず、十二回の好機も生かせなかった。

 何とか引き分けに持ち込み、首位に並んだ。4時間半を超える総力戦を終え、阪神の和田監督は「守る方は全員が集中して、しっかり守った」と息をついた。

 一回に先制されたが、福留の適時打ですぐに追い付くと、1-2の五回も大和の適時打で再び振り出しに。ただ、それ以降は一本が出ない。3度得点圏に走者を進めたものの生かせず、監督は「チャンスはあっただけに、勝ち越したかった」と歯がゆそうだった。

 それでも2番手以降の救援陣が踏ん張った。呉昇桓は「問題ない」と2回を投げ抜き、十二回の2死二、三塁のピンチをしのいだ高宮も「結果を出せて良かった」と胸をなで下ろした。

 野手は全員使い切り、十二回は安打のゴメスに投手の島本を代走に送るなど、最後まで執念を見せて戦った。

 「何とか(明日に)つなげてほしい」と指揮官が言うように、この引き分けを無駄にするわけにはいかない。(SANKEI EXPRESS

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