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【サッカー】胸のつかえ残る勝ち点3

2015.9.4 05:30

後半、得点を決めた吉田麻也を祝福する日本イレブン=2015年9月3日午後、埼玉県さいたま市緑区の埼玉スタジアム2002(川口良介撮影)

後半、得点を決めた吉田麻也を祝福する日本イレブン=2015年9月3日午後、埼玉県さいたま市緑区の埼玉スタジアム2002(川口良介撮影)【拡大】

 2018年のサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選は3日、埼玉スタジアムで行われ、E組の日本はカンボジアを3-0で破り、1勝1分とした。

 5試合ぶりの勝利を3-0のスコアで挙げ、何よりも大事なW杯予選での勝ち点3を手に入れた。「勝つことだけを要求する」とハリルホジッチ監督が話していた通り、ピッチ上のチームは快勝で応えた。だが、終了直後の選手の表情は浮かず、胸のつかえは残ったままだった。

 前半28分に本田が決めた豪快な先制点と、後半5分の吉田の追加点は遠めの位置から積極的に打ったシュートから生まれた。監督が強調した「ミドルシュートを打て」との指示を実践し、引いた相手には有効な手段となった。だが、他の効果的な攻めを繰り出すことができなかった。

 ハリルホジッチ監督が「前線のプレーは、まだ理想とは遠い」と話していた現状に大きな進展は見られず、薄い霧がかかったまま第3戦が行われるテヘランへと向かう。(SANKEI EXPRESS

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