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日本サッカー 「最悪の週末」 北朝鮮に逆転負け (1/4ページ)

2015.8.5 11:10

歓喜に沸く北朝鮮イレブンの向こうで、バヒド・ハリルホジッチ監督は悄然とベンチを立てないままでいた=2015年8月2日、中国・湖北省武漢市の武漢体育中心(彦野公太郎撮影)

歓喜に沸く北朝鮮イレブンの向こうで、バヒド・ハリルホジッチ監督は悄然とベンチを立てないままでいた=2015年8月2日、中国・湖北省武漢市の武漢体育中心(彦野公太郎撮影)【拡大】

  • 後半途中、パク・ヒョンイル(20番)の投入が流れを変えた=2015年8月2日、中国・湖北省武漢市の武漢体育中心(中井誠撮影)
  • 拳を握り、顔を覆い、膝に手をつき、ただただうなだれ、それぞれの表情で日本代表のイレブンは悔しさを露わにした=2015年8月2日、中国・湖北省武漢市の武漢体育中心(共同)
  • 前半3分、武藤雄樹(右)の先制点は、代表デビュー最短時間得点の日本記録だった=2015年8月2日、中国・湖北省武漢市の武漢体育中心(彦野公太朗撮影)
  • 試合開始早々、武藤航(わたる、右)のアーリークロスが先制点を呼んだ=2015年8月2日、中国・湖北省武漢市の武漢体育中心(共同)

 日本サッカー界と、そのファンにとって、最悪の週末といえたのではないか。

 中国の武漢で開催中の東アジア杯。1日の土曜は、先のワールドカップ(W杯カナダ大会)で準優勝を飾ったばかりの日本女子代表「なでしこジャパン」が北朝鮮に2-4で大敗。翌2日の日曜は男子代表が同じ北朝鮮に1-2で逆転負けした。

 なかでも深刻なのは、男子代表である。6月のW杯アジア2次予選でシンガポールを埼玉スタジアムに迎え、0-0で引き分けたばかり。この日も国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで大きく水をあける北朝鮮を相手に試合早々、先取点を挙げながら、後半、ずるずると逆転を許してしまった。

 よほどショックだったのだろう。試合終了のホイッスルが鳴ると、ハリルホジッチはしばらく、自身の定位置であるベンチの左端に腰を下ろしたまま、動くことができなかった。

 試合後もハリルホジッチの混乱は収まらなかった。かねて「大会前に言い訳はするが、試合後には言わない」と胸を張っていたはずだが、試合後会見では恨み節に終始した。

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