公式練習に臨む、日本代表の(左から)長友佑都(ゆうと)、谷口彰悟、宇佐美貴史、香川真司、岡崎慎司=2015年6月15日、埼玉県さいたま市緑区・埼玉スタジアム(中井誠撮影)【拡大】
サッカー日本代表は16日午後7時半から、埼玉スタジアムで行われるワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選E組初戦でシンガポールと対戦する。試合前日の15日、バヒド・ハリルホジッチ監督(63)は「われわれのW杯が明日始まる。誰もが日本の方が強いと思っているが、そこにわなが仕掛けられている。相手を過小評価してはならない」と気を引き締めた。
6大会連続の本大会出場を目指す日本は15日、試合会場で最終調整した。ゲーム形式の練習で主力組は11日のイラク戦先発メンバーと同じ顔触れで、香川真司(ドルトムント)と柴崎岳(がく、鹿島)が中盤の高い位置に入る攻撃的な布陣を試した。
国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が52位、今予選でカンボジアを下して勝ち点3のシンガポールは154位。過去の対戦成績は日本の20勝1分け3敗。歴然とした実力差があり、日本は大量点で快勝し、3年後のW杯ロシア大会への第一歩を踏み出すことが求められる。