先制ゴールを決めた武藤雄樹=2015年8月2日、中国・湖北省武漢市の武漢体育中心(彦野公太朗撮影)【拡大】
サッカーの東アジア・カップは2日、中国の武漢で男子が始まり、2連覇を目指す日本代表は北朝鮮代表と対戦し、1-2で敗れた。日本は立ち上がりの前半3分に国際Aマッチデビューの武藤(浦和)が先制ゴールを挙げたが、終盤に逆転された。
トップ下で先発した武藤は右サイドからのクロスボールに鋭く反応し先制点をもたらした。初めて代表入りを果たした今大会で、いきなりの先発出場。今後のワールドカップ(W杯)予選を戦う代表チームの底上げを目指して国内組の若手中心のメンバーだが、26歳は初招集組で最年長。最後かもしれないチャンスにかける気持ちは人一倍強い。J1で今季9得点していても、「もっとゴールを決めないといけない」と貪欲な姿勢が結果につながった。
攻守両面で労を惜しまない献身さと、攻撃的ポジションならどこでもできる器用さを持ち、ハリルホジッチ監督も「中盤の構成によって役割は変わる。FWでも使える」と期待している。(SANKEI EXPRESS)