後半21分、北朝鮮は190センチの新鋭パク・ヒョンイルを投入。試合前はデータもなく、ハリルホジッチは「2メートルの選手」と呼んだ。それほど大きく見えたのだろう。
後方からサイドから、蹴り上げられたボールにパクの頭が森重、槙野に勝ち始める。同点弾はパクの落としから、逆転弾はパクが頭でたたき込んだ。
今に始まったことではない。日本の優位は技術と集団戦に優れた中盤にある。その頭上をロングボールが行き交う展開には彼らは手も足も出せない。DF、GKはサイズに欠け、ここに大きく強いFWがいれば止める術を持たない。
30年続く、日本の負けパターンであり、誰も特効薬を発見していない。欧州組が合流してもそれは同じだ。
試合に救いを探せば、これが初代表の武藤、遠藤の先制点コンビだろう。中でも遠藤は強さと激しさと速さ、旺盛なスタミナもみせた。代表に欠かせない存在となるかもしれない。(EX編集部/撮影:彦野公太郎、中井誠、共同/SANKEI EXPRESS)