ゴールを決めてガッツポーズをする山口蛍(ほたる、中央)=2015年8月5日、中国・湖北省武漢市の武漢体育中心(彦野公太朗撮影)【拡大】
サッカーの東アジア・カップ第4日は5日、中国の武漢で男子の第2戦が行われ、日本は韓国と対戦し、1-1で引き分けた。前半、PKで先制を許した後、山口(C大阪)のゴールで追い付いた。日本は2戦を終えて1分け1敗で優勝の可能性が消えた。9日に行われる最終戦で中国と対戦する。
ハリルホジッチ監督は初戦から先発5人を入れ替え、柴崎(鹿島)、太田(FC東京)らが出場した。倉田(G大阪)と藤田(鳥栖)は国際Aマッチ初出場。
劣勢が続いた0-1の前半終盤、山口が強烈なシュートを決めた。左の倉田が出した横パスを右足で直接捉え、ゴール左隅を射貫いた。
2013年の前回大会で最優秀選手に輝く活躍を見せ、代表に定着。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会では全3試合に出場し、次代の中核として期待される存在だ。北朝鮮戦の黒星に「球際が緩かった。そこでやられなければ攻められることもなかったと思う」と主力の自覚をにじませていたMFが力強い代表初ゴールで周囲を鼓舞した。(SANKEI EXPRESS)