中国と引き分け、肩を落とす宇佐美貴史(中央)ら=2015年8月9日、中国湖北省武漢市・武漢体育中心(中井誠撮影)【拡大】
サッカーの東アジア・カップ最終日は9日、中国の武漢で男子の最終戦2試合が行われ、日本は中国と1-1で引き分け、2分け1敗の勝ち点2で第6回の大会で初めて最下位となった。韓国は北朝鮮と0-0で引き分けて勝ち点5で優勝し、勝ち点4で北朝鮮と並んだ中国が直接対決の結果で2位。
日本は随所に好連係を見せたが、効果的にゴールへ迫れなかった。序盤に宇佐美のシュートがクロスバーに当たると、前半10分に中国に先制された。その後は左サイドから攻める回数が増え、前半41分に米倉の低いクロスを武藤が押し込んで追い付いた。後半もボールを保持する時間が長かったが、武藤の決定機はGKに阻まれた。国際Aマッチの対戦成績は日本の11勝7分け7敗。
ハリルホジッチ監督は「かなりいい試合をしたし、勝てるチャンスはあった。徐々に向上している。課題はたくさんあるので、それらを解決していこうと思う」と話したが、言葉とは裏腹に表情はさえなかった。(共同/SANKEI EXPRESS)