公明党は15日、2017年4月の消費税率10%への増税時の負担軽減策として、生活必需品の消費税率を低く抑える「軽減税率」の修正案を与党税制協議会に提示する方向で検討を始めた。財務省提案の還付制度では国民の理解が得られないと判断した。自民、公明両党は15日、与党税協を開いて還付制度を議論したものの協議は難航。還付案を土台にした議論は棚上げの様相を呈してきた。
与党税協後、公明党の斉藤鉄夫税制調査会長(63)は「財務省案とともに軽減税率の可能性を追求すべきではないか」と代案提示を示唆。自民党の野田毅(たけし)税調会長(73)も「両党における議論の経過は大事にしたい」と述べ、財務省案以外の選択肢を容認する姿勢を示した。
公明党税調幹部によると、代案は「酒と外食を除く飲食料品」を対象に、店頭の消費税率を8%に軽減する案が有力。課題とされる事業者の納税事務については、商品ごとに税額や税率を請求書にするインボイス(税額票)方式が中小企業を中心に反対が強く、現行の帳簿や請求書を使う経理方式にして軽くする。