精巧な技術で改良が重ねられる義手や義足。最新技術を駆使して「触感」機能の回復が可能な義手や義足が一般的に使われる日もそう遠くない=2015年8月25日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア(AP)【拡大】
男性は目隠しと耳栓をしたまま、この義手で触ったものの堅さや柔らかさのほか、四角いか丸いかといった形もほぼ100%識別できた。
また、今年1月、オーストリアの研究者が、右足を切断した男性のために、足の断面の神経に6つのセンサーをつなぐことで、実際の足の感覚を再現できる義足を開発した。この義足を使うことで、切断されてあるはずがない足や腕に痛みを感じる「幻肢痛(げんしつう)」も消えるという。
サンチェス氏は今回の成果について「(手の)感覚をつかさどる配線を、義手から脳に直接つなぐことで、シームレスなバイオテクノロジーによる、自然に近い機能回復が実現できる可能性を示している」と胸を張る。義手や義足が本物の手足のように機能する日は、そう遠くなさそうだ。(SANKEI EXPRESS)