かつて五輪3連覇など圧倒的な強さを誇ったキューバと同じ、北中米エリアに属するドミニカ共和国。偉大な女王に追い付け追い越せと練習に励んだ結果、2012年ロンドン五輪に続き、昨年の世界選手権でも5位に入る実力国へと成長を遂げた。クビエク監督はバレー大国ブラジル出身で、母国の代表コーチを経て08年からドミニカ共和国を率いる。大勝を収めた後も、相手への敬意を怠らない指揮官の姿勢に、チームの安定した強さの一端が垣間見えた気がした。
バレーは「毎年のように日本で国際大会が開かれていて、違いが分からない」といわれることがある。重要度の濃淡こそあれ、大半は親善試合ではなく真剣勝負の公式戦だ。世界トップの“ガチンコ対決”が間近で見られる点で、バレーの右に出る競技はない。とりわけ五輪切符の掛かるW杯は、強豪になればなるほど力が入っている。
男子大会は21日から、東京2会場で終盤戦に入る。若手の台頭が著しい日本代表はもとより、ぜひ会場へ足を運んで「世界の技」を見ていただきたい。(奥村信哉/SANKEI EXPRESS)