リオデジャネイロ五輪の出場権をかけたバレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会で、日本は7勝4敗の5位に終わり、2位までに与えられる五輪切符を手にすることはできなかった。
日本の世界ランクは5位。ランク通りの結果だったともいえる。すべての国からセットを奪いながら、ランク上位の国には善戦止まりの試合が続いた。
今大会でリオ五輪出場を決めるとの意気込みは実らなかったが、成果の多い大会でもあった。ウイングアタッカー、古賀紗理那(こが・さりな、19)をはじめとする若手の台頭である。
銅メダルを獲得したロンドン五輪を経験したのは、主将の木村沙織(29)らわずかに3人。古賀は180センチと身長に恵まれないなか、相手のブロックをうまく使って得点を重ねた。サーブでもレシーブでも非凡なところをみせた。木村に憧れてバレーボールを始めたという古賀だが、皮肉なことに、調子の上がらない木村の対角で、実質、新エースの働きをみせた。今大会最大の収穫である。