次代のエース候補として、古賀が育った。長岡も成長した。来年5、6月に東京で行われるアジア大陸予選を兼ねた世界最終予選には、ロンドンの盟友、江畑幸子(ゆきこ)が故障を治して復帰してくるだろう。同じポジションでは17歳の大器、宮部藍梨(あいり)の台頭も待たれる。
木村のレギュラーは盤石のものとはいえない。それでも眞鍋政義監督は、「木村は主将として人間的にステップアップした。貢献度は大きい」と全幅の信頼を置いている。代表選出から漏れることはあるまい。
ただ、チームのまとめ役としてだけの木村では、もったいない。苦しい時に苦しいボールを得点に結びつけるアタックこそ、木村の真骨頂だ。プレーで牽引(けんいん)してこそ、木村の望まれる姿だ。
今大会で中国がリオ五輪切符を手にしたことにより、来年の最終予選は少し楽になった。だがチームの目標は、あくまで五輪の金メダルだ。それには、木村の復活が欠かせない。(EX編集部/撮影:森田達也/SANKEI EXPRESS)