古賀と競うように得点を重ねたのが、セッター対角のサウスポー、長岡望悠(みゆ、24)だった。人材不足が指摘されていたセンターでは、全試合に大竹里歩(りほ、21)が先発した。実父は男子代表で活躍したあの208センチブロッカー、秀之氏である。セッターでも、長く女子代表を牽引(けんいん)した司令塔役、竹下佳江の後継として、宮下遙(21)が主戦に定着した。
団体競技の世代交代は難しい。成果を上げたチームほど、これはやっかいな問題となる。サッカーの女子代表「なでしこ」をみればよく分かる。
4年前のW杯ドイツ大会で優勝し、3年前のロンドン五輪でも銀メダルを獲得した。今年のW杯カナダ大会では4年前とほぼ変わらない陣容で臨み、またも準優勝。おそらく、来年のリオ五輪も同様のイレブンで戦うのだろう。勝ち続けているからこそ、次が怖い。
ロンドン五輪銅メダルの実績に頼らないスタッフの勇気に、女子バレーの将来を夢見たい。