サイトマップ RSS

【安保法成立】「他国軍と対等」 積極的に国際貢献 (2/4ページ)

2015.9.20 00:03

安全保障関連法の成立に反対するデモが終わり、国会前のバリケードを撤去する警察官=2015年9月19日午前、東京都千代田区(共同)

安全保障関連法の成立に反対するデモが終わり、国会前のバリケードを撤去する警察官=2015年9月19日午前、東京都千代田区(共同)【拡大】

  • 新たな安全保障関連法制の構成=2015年9月19日現在

 そのシナリオを想定してみる。

 《×月×日夕、陸自部隊長は、国連南スーダン派遣団(UNMISS)司令部から一本の緊急電話を受けた。「○○マーケット近くでNGO(非政府組織)職員が襲撃されている。至急、救援の部隊を派遣してほしい」。陸自部隊への救援の要請だった》

 陸自が拠点を置く首都ジュバの治安は比較的安定しているとはいえ、政府軍と反政府軍による内戦が続き、いつ戦闘に巻き込まれるかわからない。実際、14年1月にはジュバ市内で銃撃戦が起き、自衛隊の宿営地も武装集団に取り囲まれる緊迫した事態に陥った。

 「正当防衛や緊急避難に該当する場合は命を守るために撃て」。当時の部隊長は、全隊員に武器と銃弾を携行させ、射撃許可を出した。自身の生命を守る最小限の武器使用を認めるPKO協力法の規定に基づくギリギリの判断だった。

 もし、この時、宿営地から離れた場所にいるNGO職員やPKOの他国軍の救助を求められたとしても、自衛隊が現場に駆け付け、救援する法的根拠はなかった。「当時の状況を考えれば起こり得た」(陸自幹部)ことだった。

長年の懸案だった駆け付け警護を可能に

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ