軍事パレード前日の夕食会で乾杯する韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(左)と中国の習近平国家主席。右はロシアのウラジーミル・プーチン大統領。果たして韓国の対中傾倒は「歴史的な提携」なのか「自滅への道」なのか=2015年9月2日、中国・首都北京市の釣魚台迎賓館(共同)【拡大】
朴氏が外遊のたびに支持率を回復してきたことから、東亜日報社説(5日)は「毎度、国政の失敗で落ちた支持率を外交で埋め合わせる格好だ」と論じた。一方で「天安門で軍事パレードを見る朴大統領の表情は明るくなかった」とも指摘。背景として「中国に近づくほど米国や、多くの点で協力すべき日本との関係がなおざりになっていると憂慮する声も少なくない」ことを挙げた。
韓国経済新聞(3日)は社説で、朴氏が習氏と「かなり突っ込んだやりとり」(尹炳世(ユン・ビョンセ)外相)をしたはずの対北朝鮮問題についても「これといった進展がなかった」と断じ、習氏との会談で「中国傾斜という批判の重みだけが載せられたように見えた」と批評した。「朴大統領の次の行動が注目される」ともし、「特に韓日関係の正常化が急務だ。中国にひたすら寄り添うのではない」と日韓首脳会談の早期実現を訴えた。
「自滅の道」との警告も
最大手紙、朝鮮日報の社説(9日)は、大統領訪中の成果ばかりを宣伝する尹外相に対して「聞いているわれわれが違和感を持つほど、行き過ぎた自画自賛と言わざるを得ない」と批判する。朴氏のパレード参加に強く反発した日本世論を例に「韓国の外交政策が『中国への傾斜』と受け取られた場合、マイナスの影響を見過ごせないことぐらい誰もが予測できるはずだ」と懸念を示した。