阪神戦に勝利し、お立ち台で笑顔の(左から)菅野(すがの)智之、坂本勇人、小林誠司=2015年9月22日、東京都文京区の東京ドーム(春名中撮影)【拡大】
プロ野球は22日、デーゲーム4試合、ナイター2試合が行われ、セ・リーグの優勝戦線に関わる巨人対阪神戦は、巨人が3-0で快勝。巨人は阪神と入れ替わり2位に浮上した。菅野(すがの)は7回無失点、10奪三振で1年目から3年連続2桁勝利。六回に坂本の左越え二塁打で先制し、七回は小林、八回は長野に適時二塁打が出た。
巨人の菅野は、新人から3年連続での10勝目を挙げたが、過去2年とは重みが違う。「1、2年目は何となくと言うか、達成感がなかった。今季は途中から何とかして勝たないと、と思っていた」と言うように、厳しい優勝争いの中で7回を無得点に抑えてチームを2位に浮上させた。
二回に1死満塁とされ、大和を迎えた。ボールが先行すればスクイズの可能性もあるだけに「どんどん勝負した」と速球を2球続けて追い込み、スライダーで空振り三振に仕留めた。「基本は真っすぐとスライダー」と、その後もほぼ2球種で抑え、3安打で10三振を奪った。福留の前に走者を出さないことを意識し、狙い通りにイニングを進めた。