阪神戦に勝利し、お立ち台で笑顔の(左から)菅野(すがの)智之、坂本勇人、小林誠司=2015年9月22日、東京都文京区の東京ドーム(春名中撮影)【拡大】
一方、阪神は、優勝争いの正念場で打線が沈黙した。散発4安打で零敗を喫し、8月4日以来の3位に転落。今季の東京ドームでの成績も2勝10敗となり、和田監督は「いずれにしてもゼロでは勝てん」と悔しさをかみしめた。
相手がエース菅野とはいえ、付け入る隙はあった。二回、2四球と安打で1死満塁としながら、8番打者の大和が3球三振に倒れて先制の機運はしぼんだ。大和は四回2死の好機でも二ゴロに打ち取られ「何とか一本打てていれば、違っていたと思う」とうなだれた。