日本プロ野球選手会の事務局長として2004年の球界再編問題で史上初めてストライキを敢行した松原徹氏(中央)=2009年12月3日、大阪市中央区(山下香撮影)【拡大】
日本プロ野球選手会の事務局長として2004年の球界再編問題で史上初めてストライキを敢行した松原徹氏が20日午後4時59分、膀胱(ぼうこう)がんのため神奈川県川崎市内の病院で死去した。58歳。川崎市出身。近親者のみで密葬を行い、後日お別れの会を開く。
松原氏がプロ野球激動の時代に残した功績は計り知れない。2004年の球界再編騒動では日本プロ野球選手会の事務局長として古田敦也会長を支え、史上初のストライキを敢行した。
激しく球団側と対決した印象が強いが、その誠実な姿勢が、緩衝材となり、交流戦の導入やプロ、アマの雪解けなど改革を進める上で力になった。