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【ボクシング】山中、僅差判定で9度目防衛 「最後は気持ちだけ…」 (1/2ページ)

2015.9.23 06:30

アンセルモ・モレノに勝利し9度目の防衛を果たした山中慎介=2015年9月22日、東京都大田区の大田区総合体育館(納冨康撮影)

アンセルモ・モレノに勝利し9度目の防衛を果たした山中慎介=2015年9月22日、東京都大田区の大田区総合体育館(納冨康撮影)【拡大】

 世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチ12回戦は22日、東京・大田区総合体育館で行われ、王者の山中慎介(帝拳)がバンタム級の世界ボクシング協会(WBA)前スーパー王者でWBC2位の挑戦者アンセルモ・モレノ(パナマ)にポイント僅差の2-1で判定勝ちし、日本歴代4位の勇利(ゆうり)アルバチャコフに並ぶ9度目の防衛に成功した。

 戦績は32歳の山中が26戦24勝(17KO)2分け。30歳のモレノは40戦35勝(12KO)4敗1分け。

 勝ち名乗りを聞いた山中は、控えめに拳を上げた。世界を震え上がらせる左は不発。的確にパンチを当てて守備自慢のモレノを2-1の判定で下した。

 「最後は気持ちだけだった」

 欲求不満がたまる試合展開だった。「パンチを当てにくいのは分かっている」という戦前の予想通り、最後までモレノをつかまえきれなかった。残り3ラウンドで猛然と仕掛けたラッシュで、何とか僅差の判定勝ちまでこぎつけた。

パンチをかわす技術「神の目」に対抗する策で成果

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