日米両国でハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の開発が進む中、欧州各メーカーは環境対応の「クリーンディーゼル」普及を目指しているが、戦略の見直しを迫られかねない。
VWの不正表面化後、ドイツのダイムラーやBMW、フランスのルノーといった欧州メーカーの株価は軒並み下落。証券関係者は「VWだけが特別なソフトや部品を使っているとは思えない。投資家は他社に疑いの目を向けている」と話す。
米議会下院のエネルギー・商業委員会は数週間以内に公聴会を開く。米メディアによると、問題車両の所有者らが損害賠償などを求めて米国でVWを集団提訴する動きも出ている。
≪世界に飛び火 クルマ関連株軒並み安≫
独VWグループが排ガス規制逃れのために一部のディーゼルエンジン車に違法ソフトを搭載していた問題の影響が広がっている。米当局が他メーカーのディーゼル車も違法行為がなかったか調査する方針を固めたほか、24日の東京株式市場ではVWと取引がある日系部品メーカーなどの株価が大幅下落した。“VWショック”は自動車業界全体を揺るがしており、収束の兆しは見えていない。