映画「合葬」(小林達夫監督)。9月26日公開(レオエンタープライズ提供)。(C)2015杉浦日向子・MS.HS/「合葬」製作委員会【拡大】
幕末を舞台に、幕府解体に直面した3人の若者の選択と運命を活写した、杉浦日向子(1958~2005年)の同名漫画の映画化。監督は本作が初の劇場公開作となる小林達夫。
15代将軍・徳川慶喜(1837~1913年)に忠誠を誓った極=柳楽優弥(やぎら・ゆうや、25)=は、友人の悌二郎=岡山天音(あまね、21)=の妹=門脇麦(むぎ、23)=との婚約の破談を一方的に申し入れ、彰義隊(しょうぎたい)に身を投じる。一方、2人の幼なじみの柾之助=瀬戸康史(こうじ、27)=は、養子先から追い出されて、行く当てもなく、極に誘われるまま入隊するが…。
あまり知られてこなかった彰義隊に興味津々! 小さなエピソードまで、かなり原作に忠実。そこが難しいところで、積み重ねだけで少々まったり。時代に翻弄された若者たちの青春の刹那的なきらめき、切なさを感じさせるには、あとひと工夫が欲しかった。