南米のチリで発生したマグニチュード8.3の地震からほぼ1日かけて、津波は18日の明け方、日本の太平洋岸に到達した。気象庁は18日午前3時に津波注意報を発令している。
最大波は岩手県久慈港の80センチ。鎌倉に近いところでは、三浦市油壺で10センチ。大事に至らなかったのは幸いだったが、次も大丈夫だろうといった油断は禁物だ。
5日に鎌倉市内で行われた『津波が来たら高いところへ逃げるプロジェクト』では、材木座海岸を会場にして「オレンジフラッグ海上逃げ道体験」というイベントが新たに加わった。津波警報や大津波警報が発令されたら海岸にオレンジ色の大旗や垂れ幕を掲げ、マリンスポーツをしている人たちに視覚で海から戻るよう知らせる。そのための訓練だ=写真。