従来の観光資源が失われた中、試行錯誤を重ねて誕生したエコツアー。参加者は沿岸の旅館に宿泊。地元ガイドの案内で、湾に生息するさまざまな生物と触れ合ったり、試験操業を続ける地元漁師の話を聞いた。
松川浦ガイドの会の管野貴拓会長は「現状では大勢の観光客を呼ぶのは難しい。しかし、復興作業が終わる日までの期間を無駄にせず、観光地としての実力を蓄えたい」と再生を誓う。
11月には、女性限定のエコツアーを開催する予定だ。地元の魚を漁師と一緒に調理するなどの体験プログラムが行われる。
取材で会った松川浦の人たちは、想像以上に明るく、将来の松川浦を語ってくれた。震災で多くのものが奪われたなか、なお、新たな一歩を踏み出すエネルギーを持っていた。震災を忘れてはいけないのはもちろんだが、一緒に明るい未来を想像していけたらいいと思う。(油原聡子/SANKEI EXPRESS)