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【アメリカを読む】ロシアのシリア空爆 なめ切られたオバマ氏 (3/4ページ)

2015.10.6 09:00

国連本部での首脳会談に臨むにあたって、写真撮影のため報道陣の前に姿を現したバラク・オバマ米大統領(右)とウラジーミル・プーチン露大統領。両首脳の渋い表情が「衝突回避のための対話」の空疎さを物語った=2015年9月28日、米ニューヨーク(ロイター)

国連本部での首脳会談に臨むにあたって、写真撮影のため報道陣の前に姿を現したバラク・オバマ米大統領(右)とウラジーミル・プーチン露大統領。両首脳の渋い表情が「衝突回避のための対話」の空疎さを物語った=2015年9月28日、米ニューヨーク(ロイター)【拡大】

 「軍事力は必要だが、シリア情勢を打開するには十分ではない。シリアの人々が平和的にともに生きられるような合意を形成することによってのみ安定を持続させられる。内戦を終わらせるため、米国はロシアやイランを含むいかなる国とも協力する用意がある」

 オバマ氏はアサド政権を自国民に化学兵器を使用したなどとして批判し、退陣を求めたものの「管理された政権移行」を目指すとした。一時的な政権の存続を容認したものと受け止められている。アサド政権を支援するロシアやイランとシリア和平で協力する余地があるとの姿勢に含みを残したものだ。

 米政府は今年1月、アサド氏を当事者とするロシア主導の和平協議が「有益であることを望む」(ジョン・ケリー米国務長官)とするメッセージを送り、「一時容認」に傾いた。

 一方でアサド氏を「暴君」と呼んで退陣を求めつつ、一方でその存続を容認する-。2013年にシリア空爆を断念して以来、アサド政権の扱いをめぐって揺れ続けたオバマ政権の姿勢がロシアに付け入る隙を与えてしまっている。

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