グダグダの誕生日ドッキリ　児嶋一哉 (3/5ページ)

　不自然な説明

　当日－。僕は内心、映画ではなく、どこかのお店に入ったら、みんなが顔をそろえているんだろうな…とみていました。でも、僕と妻は本当に映画館に入って席につきました。あれ？　本当に映画を見るんだ！？と思ったら、後ろの席に西尾さんと真司郎君が座っているではないですか！　２人はインターネットで前後の席を予約したそうです。すぐさま西尾さんが格好良くポップコーンを渡してくれてました。見事にサプライズが決まって油断したのか、西尾さんは自分の分のポップコーンをひっくり返してしまい、随分と慌てていましたが、そこは見て見ぬふりをしました。

　映画を鑑賞後、彼らが予約してくれていた焼き肉屋へ足を運びました。行きすがらタクシーの中で、真司郎君が「今日、たっち（たくやさん）は仕事で来られなかったんですよ」と説明してくれました。でも、どこか不自然な言い方…。だって、たっちが映画館に来られないならば、いきなり焼き肉屋へ直行しませんか？　たっちがやってくるまでの時間つぶしが映画じゃなかったのか？と思いましたが、そこは口には出さず「来られないんだ～」と受け流しました。

「誕生日おめでとうございま～す」