40代以上の読者がこの名を聞けば、きっと懐かしさがこみ上げてくるに違いない。勇敢なネズミたちが活躍するテレビアニメ「ガンバの冒険」(1975年、日本テレビ系)が、3DCGを駆使し、装いも新たにアニメ映画化されたのだ。
タイトルは「GAMBA ガンバと仲間たち」(小川洋一総監督、河村友宏、小森啓裕(よしひろ)両監督)。児童文学者、斎藤惇夫(あつお、75)が発表した「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」(1972年)を原作に、「STAND BY ME ドラえもん」(2014年)などを手掛けた映像制作プロダクション「白組」が15年もの歳月をかけて完成にこぎ着けた。
クラシカルなヒーロー像
ガンバに恋心を抱くヒロインのネズミ、潮路(しおじ)の声を担当したのは神田沙也加(さやか、29)。世界中で大ヒットしたディズニーのアニメ映画「アナと雪の女王」(2013年、クリス・バック、ジェニファー・リー両監督)で女王エルサの妹アナの声を務め、声優として揺るぎない地位を確立したのは記憶に新しい。本作でも音楽活動やミュージカルで鍛えたその抜群の声量を存分に発揮した神田は、劇中歌も披露している。