エレクトロニックダンス・ミュージック(EDM)への意気込みを語るエイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人(まさと)代表取締役社長CEO=2015年9月18日(瀬尾泰章さん撮影、提供写真)【拡大】
「ヒップホップもやらなかったわけではないんですが、エイベックスの中心事業は、サイバー・トランスもテクノもユーロビートもヨーロッパ発。アメリカでは全くはやっていない音楽だったんです」
今回のEDMも欧州発だから、エイベックスはセオリーに徹しているといえる。だが、今回の大ヒットを松浦氏は、このように分析している。
「EDMは米国を巻き込んでおり、従来の欧州ダンス音楽とは違う大規模さになっています。米国でもヒップホップ以来の大きなムーブメントになってます」
今回のブームがこれまで以上の「大波」なのは、EDMが米国でも流行している音楽だからだ。
エイベックスは、欧州発へのこだわりが強いように思う。この点について松浦氏は、日本人の指向性が作用していると指摘する。
「日本人は欧州発のものを、米国発のものより受け入れやすい。欧州は、リズムよりもメロディーを重視する曲が多いんです。そこが日本人の心の琴線に触れる」