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中国で拘束の日本人は本当にスパイか (2/4ページ)

2015.10.16 09:00

中国政府が日本人男性2人をスパイ容疑で逮捕したことを公表した9月30日、北京の日本大使館前で顧客と談笑するオンラインショップの配達員。そもそも日本の情報機関に“スパイ”を外国に送り込む余力などなく、事件は冤罪との声が上がっている=2015年、中国・首都北京市(AP)

中国政府が日本人男性2人をスパイ容疑で逮捕したことを公表した9月30日、北京の日本大使館前で顧客と談笑するオンラインショップの配達員。そもそも日本の情報機関に“スパイ”を外国に送り込む余力などなく、事件は冤罪との声が上がっている=2015年、中国・首都北京市(AP)【拡大】

 日本の情報機関は第二次世界大戦後に占領軍によって解体され、その後、公安調査庁や内閣調査室などが新たにつくられたが、国内の過激派の動きを監視することが中心で、外国からの情報収集に関しては、法整備も人材育成も大幅に遅れており、予算も少ないとされる。情報戦が弱い立場にある日本が、外国に“スパイ”を送り込み摘発された前例はほとんどなく、「冤罪(えんざい)ではないか」との声が日本の専門家の間で上がっている。

 いずれも素人の4人

 関係者によると、逮捕された神奈川県の男性は元脱北者、母親が日本人で父親は北朝鮮の出身だという。幼少時に両親とともに北朝鮮に渡り、約10年前に東京のNGO団体の助けで帰国した。一旦就職してパチンコ店員となったが、北朝鮮に残る妹のことを心配して、数年前から中朝国境を頻繁に行き来するようになった。日本や韓国のメディアと情報交換をしていることなどから、以前から中国の公安当局からマークされていたとみられる。同じく逮捕された愛知県の男性は、地元の中国人が経営する調査・人材派遣会社に所属しており、中国の浙江省によく渡航していた。男性が拘束された浙江省の平陽県では、昨年から大きな空軍施設の建設が始まっている。男性が軍事愛好者との情報もあることから、中国の共産党関係者は「男性は軍事管理区域などに進入、または、撮影したことが『スパイ行為』に認定された可能性がある」と指摘した。

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