当時、別の記事をめぐり、産経新聞が大統領府から出入り禁止措置を通告されていた点も焦点となった。当時、出入り禁止があったため、大統領府に事実確認することにも限界があったといえる。
しかし、検察側は「出入り禁止でも、大統領府の報道担当者に電話することはできたはずだ」と強調。この出入り禁止があったために、「抗議の意味で誹謗する内容を書いたのではないか」といった質問までぶつけた。
また「被害者は強い処罰を求めているが」との質問もぶつけた。朴大統領自身は、処罰感情について公の場で明言していない。加藤前支局長も「朴大統領の処罰感情について初めて聞いて驚いている」と答えた。
論告では、検察側は「(加藤)被告は男女関係は虚偽と知っていた」と断じた上で、「セウォル号事故とは関係なく、報じる必要のない男女関係」をことさら取り上げており、「誹謗する目的は明らかだ」と強調した。(ソウル 桜井紀雄/SANKEI EXPRESS)
≪驚きと怒り 禁じ得ない≫
■小林毅・産経新聞社取締役 朴槿恵韓国大統領に対する名誉毀損罪に問われている産経新聞の加藤達也前ソウル支局長の裁判が19日結審し、検察側は懲役1年6月を求刑した。