男子フリーでジャンプする2位となった宇野昌磨(しょうま)=2015年10月24日、米ウィスコンシン州ミルウォーキー(AP=共同)【拡大】
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカ最終日は24日、米ミルウォーキーで行われ、男子は17歳の宇野昌磨(しょうま、愛知・中京大中京高)が合計257.43点の2位でシニアのGPデビュー戦を飾った。女子は宮原知子(さとこ、大阪・関大高)が3位に入った。
宇野はSPの出遅れが響き、シニアGPデビュー戦での優勝という快挙にはわずか1.52点届かなかった。「点差が点差なので、悔しさは隠せない」と正直な気持ちを口にする。だが、17歳のホープはオペラ「トゥーランドット」の荘厳で力強い楽曲に乗せて躍動し、フリーはトップで堂々の銀メダルを手にした。
音楽に負けないよう「前半で体力を使い切る気持ち」で攻めた。冒頭の4回転トーループや、トリプルアクセル(3回転半)からの連続ジャンプはぎりぎりの着氷で加点を引き出せなかったが、表情豊かな演技で観客を引き込んでいく。疲労がたまる演技後半、ジャンプの基礎点が上がる局面で勝負強さを見せる。予定では単発だった4回転トーループを、2回転との連続ジャンプに切り替えた。果敢な挑戦を成功させ、ジュニア時代より30秒長い演技時間を見事に演じきった。