相手にプラスになることを言う「言霊しぐさ」を寸劇で説明する女子生徒=2015年10月22日、東京都杉並区(共同)【拡大】
天沼中は今年1月策定の「いじめ防止基本方針」に、これらの取り組みを盛り込んだ。
活動に携わってきた前生徒会長の3年、秦ゆかりさん(15)は「人間関係がある以上、いじめがゼロになることはない。大事なのは、なくすための活動を続けることだ」と力を込める。
行事に「縦割り」も
天沼中はほかに、同学年の横の人間関係に加えて、縦の関係も強化しようと、異なる学年が混在する「縦割り活動」も学校行事に導入している。
14年度調査で天沼中が把握したいじめ件数は、杉並区内の中学校の中でも多かったというが、前向きに捉えている。藤川章校長は「小さないじめの芽をしっかり捉えるのが教員や学校の力だ。他人への無関心をなくし、いかに対応するかが問われている」と話した。