メッツ戦の八回、勝ち越しの右前打を放つロイヤルズのマイク・ムスタカス=2015年10月31日、米ニューヨーク(共同)【拡大】
米大リーグのワールドシリーズ(7回戦制)は10月31日、ニューヨークで第4戦が行われ、ロイヤルズ(ア・リーグ)がメッツ(ナ・リーグ)に5-3で逆転勝ちし、対戦成績を3勝1敗として30年ぶり2度目の優勝まであと1勝とした。
勝負強さが凝縮された勝利だった。ロイヤルズは後半に救援陣が粘り、打線がつないで一気に逆転。ヨースト監督は「これがうちのチームだ。接戦でも離されることなく勝つ方法を見つけ出す」と誇らしげに話した。
2-3の八回1死からゾブリストが四球。続くケーンは2球で追い込まれながらも粘って四球を選び、好機をつくる。4番ホスマーが放った緩いゴロを二塁手が後逸して同点に追い付いた。「併殺を避けようと一生懸命走った」という全力疾走が失策を誘った。
続くムスタカスはダメージを見透かしたかのように初球の97マイル(約156キロ)の速球を積極的に振りに出て右前に運んで勝ち越した。(共同/SANKEI EXPRESS)