□映画「ミケランジェロ・プロジェクト」
第二次世界大戦末期、戦闘経験などまるでない7人の中年米国人が特殊部隊「モニュメンツ・メン」を結成。戦火の中をくぐり抜け、ナチス・ドイツのヒトラーが欧州各国から略奪した美術品を捜索・保護しようと命を懸けて奔走する…。
ジョージ・クルーニー(54)が製作、監督、共同脚本、主人公の美術史学者を務め、関係者への取材と史実をベースに新作「ミケランジェロ・プロジェクト」を手がけた。脇を固めるのは、マット・デイモン(45)、ビル・マーレイ(65)、ケイト・ブランシェット(46)らオスカー俳優たちで、盗まれた美術品に劣らず豪華絢爛(けんらん)な顔ぶれだ。
先日、プロモーションで来日した米国の原作者、ロバート・M・エドゼル(58)は「美術品の保護なんて絶対に無理という状況下で、ごく少数のメンバーが大きな仕事を遂げました。日本の皆さんも何かインスピレーションを受けると思いますよ」と太鼓判を押した。