日本-香港の後半、トライを決める後藤輝=2015年11月8日、中国・香港(共同)【拡大】
開始2分余りで香港に今大会初失点を喫し、前半終了間際にも2つ目のトライを許した。アウェーの雰囲気にのまれ「声援で指示が聞こえず、密集近くばかり攻めた」(瀬川ヘッドコーチ)と自らを見失っていた。
ハーフタイムの指示は「スペースにボールを運べ」。2トライなどで逆転し、相手に疲れが見えた後半7分は自陣から速いテンポで攻め、次々と後ろから走り込む選手にパスをつないで合谷(ごうや)が右隅にトライ。桑水流が「これぞ日本というシーン」で大勢を決めた。
6月、五輪予選に向けて始動した日に「最後は走り勝つ」とテーマを掲げた。言葉通りの勝利に、坂井は「ハードワークのたまもの」と誇らしげ。15人制に比べて注目度は低いが、脚光を浴びると信じて努力してきた。瀬川ヘッドコーチは「五輪に出たいという気持ちが、しんどいところで足を動かした」と選手の奮闘に目を細めた。(共同/SANKEI EXPRESS)