世界を驚かせた番狂わせが、ワールドカップ(W杯)を彩る“伝説”の仲間入りを果たした-。ラグビーの国際統括団体、ワールドラグビー(WR)は1日、ロンドンで年間表彰式を開き、ファン投票による「W杯最高の瞬間」の部門で、日本が南アフリカから34-32で金星を挙げたイングランド大会1次リーグ初戦が受賞した。日本が終了間際のトライで逆転して歴史的勝利を収めた一戦は、「W杯史上最大の衝撃」「世紀の番狂わせ」と世界中のラグビーファンを驚かせた。
スクラム選択に衝撃
9月19日の南アフリカ戦。29-32の後半ロスタイム。相手の反則を受けてエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は「(PGで)3点を狙え」と指示を出した。だが「スクラムだ」と興奮して詰め寄る仲間を見たリーチ・マイケル主将(東芝)は「一番状況が分かるのは僕ら。同点は嫌」とスクラムを選択。自主性が劇的な決勝トライを生んだ。試合の映像はインターネットなどで一気に広まり、世界中で共有された。