大勢の航空ファンが見つめるなか、約1時間半のフライトを終え、着陸体勢に入るMRJ(三菱リージョナルジェット)=2015年11月11日、愛知県春日井市(森本幸一撮影)【拡大】
「最高のフライトだ」
年率5%程度の成長により、今後20年間で約4兆ドル(約500兆円)に上る。自民党が昨年まとめた航空ビジネスの基幹産業化に向けた提言だ。航空機に使われる部品点数は約300万点に上り、自動車の約100倍に及ぶ。素材や部品、搭載機器など産業への波及効果も高い。
日本の航空機産業は、炭素繊維をはじめとする独自技術や、精密な加工技術などで、長く欧米の“下請け”に徹してきた。MRJの成否は、航空産業をわが国の新たな基幹産業とするための第一歩だ。
着手から13年、08年の事業化から7年がかりで初飛行にこぎ着けたMRJは、約1時間半のフライトを終え無事着陸した。戸田は三菱航空機社長の森本浩通の元に歩み寄り、固く手を握ってこうねぎらった。
「よく引き継いでくれた。最高のフライトだ」(敬称略/SANKEI EXPRESS)