「おばあちゃんがファンで、出演をすごく喜んでくれた。友達を連れて見に来てくれる」と話す。原作のイメージを大事にしつつ「ファンタジーの中にもリアルな人間模様を描けたら。スピード感満載で、次々に事件が起きるドキドキハラハラの舞台」という。
原作には女性が王になれない慣習、体と心の性が異なるトランスジェンダーなど、現代社会に通じる課題も示されている。演出の上島は「なぜ男と女がいるのか、なぜ自分ではないもの(異性)を探すのかを問う作品」とみる。そうした課題を体現するサファイアは難役で「男と女の心を両方持ち、男の心が抜けるという人は実際にはいない。生田さん自身がもがいて探していくしかない」。
生田は「サファイアは基本、女性でいたいのに男の心が出てしまうなど、はざまで葛藤している瞬間が多い。想像もつかない気持ちなので、演じるのは難しい。でも男の心がなくなったときでも戦いに行こうとするなど、一度決めたことは揺るがないのは自分と似ている」と話す。