1つ目の落下物が見つかった時点で、のどかな田舎町は「宇宙からの謎の物体が落ちてきた!」と大騒ぎになった。
一帯は立ち入り禁止となり、地元の治安警察が緊急出動して状況を調べると同時に、防護服姿の専門家らが、落下物が核物質を含んでいないかや、人体に悪影響を与える放射線や化学物質を放出していないかなどを慎重に調査した。
そんな大騒ぎが収まらないうちに2つ目の落下物が見つかったわけだが、これらを回収して調べた治安警察によると、いずれの落下物も直径約80センチ、重さ約20キロで、2つ目は1つ目のものよりやや小さい感じだが、どちらも見た目はほぼ同じ。黒いひも状の絶縁材でぐるぐる巻きという不気味な雰囲気だったという。
その外観は、さながら「スター・ウォーズ」シリーズの第1作「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」(1977年)に登場した尋問用ドロイドで、ダース・ベイダー率いる帝国軍が反乱軍の兵士を尋問する際に使う「IT-O」に似ていると指摘する欧米メディアも登場し、さまざまな憶測を呼ぶことになった。