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ノーベル物理学賞に梶田隆章氏 幽霊粒子に質量 宇宙の謎迫る (1/4ページ)

2015.10.7 05:00

ノーベル物理学賞に決まり、記者会見で驚いた表情を見せる梶田隆章(かじた・たかあき)・東京大宇宙線研究所長=2015年10月6日夜、東京都文京区の東京大(共同)

ノーベル物理学賞に決まり、記者会見で驚いた表情を見せる梶田隆章(かじた・たかあき)・東京大宇宙線研究所長=2015年10月6日夜、東京都文京区の東京大(共同)【拡大】

 スウェーデン王立科学アカデミーは6日、2015年のノーベル物理学賞を、東京大宇宙線研究所の梶田隆章(かじた・たかあき)教授(56)とカナダ・クイーンズ大のアーサー・マクドナルド名誉教授(72)に授与すると発表した。物質を構成する最小単位の素粒子の一つである「ニュートリノ」に質量があることを発見し、物質や宇宙の成り立ちの謎に迫る素粒子研究を発展させた功績が評価された。

 5日に医学・生理学賞に決まった大村智(さとし)・北里大特別栄誉教授(80)に続く連日の快挙で日本人の受賞者は計24人。物理学賞は、青色LEDを開発した赤崎勇・名城大終身教授(86)ら3人が受賞した昨年から2年連続で、計11人となる。梶田氏は2002年に物理学賞を受賞した小柴昌俊・東大特別栄誉教授(89)の教え子で、一つの研究チームから2度の受賞は日本で初めてだ。

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