ノーベル物理学賞に決まり、記者会見で驚いた表情を見せる梶田隆章(かじた・たかあき)・東京大宇宙線研究所長=2015年10月6日夜、東京都文京区の東京大(共同)【拡大】
その後の研究で、宇宙の膨張に影響を及ぼすほど質量は大きくないことが判明。暗黒物質の可能性も否定された。逆に、質量が極めて小さいために現在の理論で説明がつかず、新たな研究に発展している。
授賞式は12月10日にストックホルムで行われ、賞金計800万スウェーデンクローナ(約1億1500万円)が贈られる。(SANKEI EXPRESS)
■かじた・たかあき 1959年3月9日、埼玉県生まれ。県立川越高、埼玉大卒。81年、東京大大学院の小柴昌俊氏の研究室に進み、カミオカンデ実験に加わった。86年大学院博士課程修了。東京大理学部助手、東京大宇宙線研究所の助手、助教授を経て99年教授。スーパーカミオカンデの建設に携わり、観測時はデータ解析責任者として日米の研究者を率いた。98年6月、岐阜県高山市の国際会議で「ニュートリノ振動の発見」を発表。2008年4月から東京大宇宙線研究所所長。1999年仁科記念賞。