ノーベル物理学賞に決まり、記者会見で驚いた表情を見せる梶田隆章(かじた・たかあき)・東京大宇宙線研究所長=2015年10月6日夜、東京都文京区の東京大(共同)【拡大】
「頭の中が真っ白」
6日夜、東京都文京区の東大で記者会見した梶田氏は「本当に光栄に思います。頭の中が真っ白」と話した。
王立科学アカデミーは授賞理由について、「質量がゼロと考えられてきたニュートリノがわずかに質量を持つことが示され、謎が残る素粒子の正体を探る研究が世界中で続いている。今後の新たな発見は宇宙の成り立ちや構造、将来の姿に関する私たちの理解を変えることになるだろう」と説明した。
梶田氏は岐阜県飛騨市の地下1000メートルにある観測装置スーパーカミオカンデで、地球の大気で生じる「大気ニュートリノ」を観測。「ミュー型」という種類のニュートリノが飛行中に「タウ型」に変身する「振動」という現象を見つけ、1998年に発表した。振動現象はニュートリノに質量がある証拠とされる。