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【野口裕之の軍事情勢】現実味を帯びるガンダム&マジンガーZ&鉄人28号&鉄腕アトムの実戦配備 (3/5ページ)

2015.11.16 06:00

兵庫県神戸市長田区にある「鉄人28号」のモニュメント。戦闘ロボットはもはや、アニメ・映画の世界を跳び出し、実戦配備も現実味を帯び始めている=2012年12月23日(桑村朋撮影)

兵庫県神戸市長田区にある「鉄人28号」のモニュメント。戦闘ロボットはもはや、アニメ・映画の世界を跳び出し、実戦配備も現実味を帯び始めている=2012年12月23日(桑村朋撮影)【拡大】

 最も高度なロボットは10万馬力の核エネルギーを原動力に、自ら思考し、行動できる鉄腕アトムだとの結論で、官民技術者の見方はほぼ一致していた。注目すべきは、原作や1960/80年代のアニメ版では《電子頭脳》で考えていた鉄腕アトムが、2000年代の映画版などでは《人工頭脳》を持ち、格段に人間に近付いた点だ。

 ホーキング博士らが警告

 この種の分類は、人間の体形をするロボット《ヒューマノイド》だけでなく現在、開発・運用が著しい軍用無人機にも当てはまる。例えば、現行の無人機は軍人が終始コントロールしているタイプが主流で、ガンダム/マジンガーZ型といえる。もっとも、鉄人28号型も現れ始めており、将来はアトム型も配備されるはずだ。

 DARPAでも、自力で判断し、人間の指揮・操作を受けず自動的に敵を攻撃するアトム型/LAWSの開発を加速させている。ところが今夏の国際AI会議で、英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士(73)はじめアップル共同創業者ら1000人以上の著名人・有識者が署名した、アトム型の開発禁止を強く訴える書簡が公表された。ホーキング氏らはLAWSを《火薬・核兵器に続く第3の革命》と位置付け《世界で開発競争が起き、ロボット戦争勃発確率が高まる》と警告する。

まるで、反乱を起こしたAIが人類を滅ぼそうとする…

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